４月１日生まれの学年は？選択できる？なぜ？

４月１日生まれの学年ってどっちなのでしょうか？微妙なお誕生部ですよね。

一つ上の学年になるのかそれとも一つ下の学年になるのかとなると重要です。１年の差は結構あります。

４月１日生まれの学年について説明していきます。

４月１日生まれの学年は？

一番気になるところですが、４月１日生まれの学年はどちらの年になるのでしょうか？

結論から言うと早生まれの扱いになります。

学校教育法（以下「学教法」といいます。）第17条第1項には「保護者は、子の満6歳に達した日の翌日以後における最初の学年の初めから、…これを小学校又は特別支援学校の小学部に就学させる義務を負う。」とあり、中学生については、同条第2項において「保護者は、子が小学校又は特別支援学校の小学部の課程を修了した日の翌日以後における最初の学年の初めから、…これを中学校、中等教育学校の前期課程又は特別支援学校の中学部に就学させる義務を負う。」とあります。

一方、学教法施行規則第59条において、「小学校の学年は、4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。」と規定されています（中学校については同第79条において準用。）。

それでは、満6歳に達する日とはいつなのでしょうか。年齢の計算については、年齢計算ニ関スル法律と民法第143条によりその考え方が示されており、それによれば、人は誕生日の前日が終了する時（午後12時）に年を一つとる（満年齢に達する）、とされています。これを4月1日生まれの子どもに当てはめると、誕生日の前日である3月31日の終了時（午後12時）に満6歳になることになります。

という事です。

4月1日生まれの子供と4月2日生まれで学年が変わってしまうのです。

同じ月に生まれたので同じ学年と思っていても実は違うのです。

学年が変わってしまうのです。

一つ上の学年になってしまうと一番小さい月齢となります。

保育園などで小さい時には同じ学年の４月２日生まれの子と１年も差が出てしまいます。

大きいです。

逆に同じ年の４月１日生まれが４月２日生まれの子と同じとなると３月３１日生まれの子と１年の差があり、学年では一番大きくなります。

学年の中で一番大きいか一番小さいのかとなります。

４月１日生まれは何ともシビアですね。

学校教育法では、上の学年となるとなっています。

４月１日生まれの学年は選択できる？

４月１日生まれの子供は学年を選べると聞いたことが昔あります。

４月１日生まれってどうしたらいいのかと考えていく上で色々と上の学年でしょうとか下の学年でしょうと混乱している方がいるようです。

そんな中で

「どちらでも大丈夫」とか

「選べるんだよ」とか

「上の学年」

「下の学年」と言った話しとなっています。

結論から言うと学年は選べません。

結論から言って選べないと決まっているので学年は上の学年になります。

という事で学年の中で一番小さいとなります。

どうして４月２日生まれの子と同じ月なのにと疑問を感じる方もいることでしょう。

上の引用の文章の中にもありますが、何歳と言うのはお誕生日の前日までとして考えます。

満何歳となるのはお誕生日の前日です。なので、お誕生日を迎えて何歳になったと言いますが、その前日にその年齢になっているという事なのです。

何だか複雑に感じるかもしれませんが、人は誕生日の前日が終了する時（午後12時）に年を一つとる（満年齢に達する）とされています。これを4月1日生まれの子どもに当てはめると、誕生日の前日の3月31日の終了時（午後12時）に満6歳になることになります。

なので、４月１日生まれの子供は一つ上の学年になってしまうという事なのです。

４月２日生まれの子は４月１日生まれの子供よりも学年が一つ下になります。

４月１日生まれの学年はなぜ？

でも、やはり４月１日生まれの子は学年がなぜ一つ上になるのか疑問を持たれる方も多いでしょう。

上の説明で納得して頂けた事でしょう。

早生まれは１月１日から４月１日生まれを言います。

遅生まれは４月２日から１２月３１日生まれを言います。

数え年の関係で４月１日生まれの子供は前の学年になってしまいます。

満年齢で考えていくのでそうなるのです。

早生まれと言うと４月２日以降の子供のような気もして逆に１月１日から４月１日生まれの子供は遅生まれと考えたいところですが違うのです。

満年齢で考えていくと１月１日から４月１日生まれの子供の方が早いのです。

何だか複雑ではありますがそういう事なのです。

３月３１日で４月１日生まれの子供は一つ年を重ねます。

４月１日になって一つ年を取るという考え方ではないので、やはり４月１日生まれの子供は学年が一つ上となるのです。

まとめ

４月１日生まれの子供は学年を選べるのかと思っていた方、選べると聞いたことがある方もいることでしょう。

ですが、選べないのです。

もう決まっているのです。一つ上の学年の子供達と同じになります。

３月３１日生まれの子供が学年の最後と考えがちですがそうでもないのです。

３月３１日生まれの子供の次に４月１日生まれの子供がいるのです。

満年齢で考えるので４月１日生まれの子供は一つ上の学年になってしまうのです。