熱中症はかかる前に対処していきたいものですよね。症状が出てからこれが熱中症?なんて事にならないようにしておきたいものですね。
セルフチェックや応急処置、予防についてお話ししていきます。
目次
熱中症のセルフチェック
熱中症は室内にいても屋外にいてもかかります。
どんな場合があるのでしょうか?
年代別でもかかるリスクは変わってきます。
・乳幼児
・子ども・中高生
・成人
・高齢者
また、どのように過ごしているかによっても変わりますが、どのようなケースでも熱中症にかかることがあるので要注意です。
静かに過ごす
・テレビ鑑賞
・読書
・デスクワーク
・子どもの寝かしつけ
・電話・会話
日常生活レベル
・ゆっくり歩く
・自動車の運転
・炊事・洗濯
・買い物
・楽器演奏
ちょっと汗ばむ作業レベル
・急いで歩く
・自転車に乗る
・ゴルフ
・子どもと遊ぶ
・高齢者の介護
激しいスポーツレベル
・ランニング
・サッカー
・水泳
・バドミントン
・日曜大工
最近の暑さと言うのは半端じゃないですよね!!
熱中症セルフチェックとは、従来の気象情報に加えて年代・活動レベルを選択することで算出される発汗量や体温上昇量に基づいて、それぞれの場面に応じた水分摂取や休憩の目安を提案するものです。
年代(4種類)、活動レベル(4段階)、場所(屋内または屋外(市区町村))を見ていき水分摂取や休憩の目安を知るという事が大事です。
近年の暑さは半端なものではないので熱中症対策を「自分ごと」と感じてもらうという事が必要になります。
まさか自分が熱中症?と思ってしまうかもしれませんが、重症化する前に心得ているといいのです。
熱中症の応急処置
子どもの熱中症を防ぐポイントについては以下の通りです。
(1)顔色や汗のかき方を十分に観察
子どもを観察した時、顔が赤く、ひどく汗をかいている場合には深部体温がかなり上昇していると推察できるため涼しい環境下で十分な休息が必要です。
(2)適切な飲水行動が必要
喉の渇きに応じて適度な飲水ができるようにしておく
(3)日頃から暑さに慣れておく
日頃から適度に外遊びを奨励しておきいつも冷房の部屋ではなく暑さにも慣れていきましょう。
(4)服装を選びましょう
幼児は衣服の選択・着脱に関する十分な知識はありません。そのため、保護者や指導者は熱放散を促進する適切な服装を選択していく必要があります。
環境条件に応じて衣服の着脱を適切にできるようにしましょう。
夏場に家族や周りの方の体調が悪くなった時は、熱中症かもしれないと疑うことが大切です。
なんだか調子が悪そうだと感じた時にはまず声を掛けましょう。
もし意識がはっきりしていなければ救急車を呼んであげなければいけません。 それだけ熱中症と言うのは緊急を要するケースもあるのです。意識がはっきりしていないという状態からこそ危険ですけどね。
意識が普通でない場合は脳に症状が出ている場合が高いのですぐ呼んで下さい。意識がある場合は応急処置が必要です。
どのような応急処置なのかと言うと日が当たらない場所に避難させたり、水分をあげます。特に男性はネクタイをしめていたり、ベルトをとめていたりするので、緩めてあげて汗を乾かしやすくしてあげましょう。
冷たいお茶やお水を飲ませましょう。
その場にアルコールしかないからと言って冷えていてもアルコールは飲ませてはいけません。 飲ませてあげると言っても、他人が飲ませるとむせたりする可能性があり危険なので本人にコップを持たせて自分で飲むようにさせて下さい。
そのときにしっかりと持てないなどの症状があったり何か変化がある時には迷わずに救急車をすぐに呼んで下さい。応急処置をしても症状が良くならない場合も救急車を呼んで下さい。
高齢者や乳幼児は特に危険な状態になることがあるので十分注意が必要です。
熱中症の予防
熱中症の予防としては水分を持ち歩くことが必要です。また、塩分をいつもより意識して摂取することも大事です。暑さに我慢することなく普段から冷房のある部屋ばかりではなく慣れておくことも大事です。
とは言っても高齢者や乳幼児が無理する必要は決してありません。
熱中症予防の為の食事にもポイントを置いていくといいでしょう。
夏場はどうしても食欲がなくなります。そんな時に喉越しの良いものを食べていけるといいのですが、そればかりでも栄養が偏ってしまいます。
夏場はどうしても食が細くなって、そうめんのような食べやすいものだけ食べてしまいますよねそうめんを食べるのもいいのですが、そうめんは炭水化物です。それをエネルギーに変えるビタミンB1がないと体は疲れる一方です。
ビタミンB1は豚肉や豆腐、味噌といった大豆製品、モロヘイヤ、玄米などに多く含まれていますので一緒に食べるようしていくといいです。粘り気のあるものもも栄養価が高いですね。
また免疫力を高めてくれたり、ストレスへの抗体を作ってくれるビタミンCも夏場は特に積極的に摂っていくことがおススメです。
ビタミンCは赤ピーマンなどカラフルな夏野菜に多く含まれます。
ビタミンCは熱に弱い為、栄養を考えるのであれば生で食べたほうがいいです。また、女性が心配のシミ・そばかす。それらを作る原因となる紫外線は女性にとって夏の敵となることでしょう。
シミ・そばかす予防にもビタミンCは有効となるのです。なるべく意識して食べるようにする事で女性の敵のシミやそばかす対策にもなりそして、熱中症の予防にもなるのです。
疲れの原因になる乳酸の発生を抑えてくれるクエン酸を摂るのも効果的です。クエン酸は梅干しや酢、レモン、グレープフルーツなどに含まれます。ビタミンB1、ビタミンC、クエン酸だけ摂取すれば良いというばかりではありません。
これらを特に意識しながら他の栄養素もバランスよく摂っていくことが熱中症にならない体作りに必要となるのです。
どうしても食欲がなくなる季節ではありますが、調理方法を工夫したりしながら食べていけるといいでしょう。
まとめ
熱中症にならないために普段から気を付けておくことが何よりです。でも、我慢はいけません。
もし、いつもと何か様子が違うなどの症状があった時にはすぐに対応していく事が必要です。時には命を落とすと言う方も出てくるので熱中症を甘く見てはいけません。
緊急時は即、救急車を呼んだりして対処していくようにしましょう。