秋と言えばお月見の季節です。お月見の日にちと言うのは毎年変動していきます。
毎年同じ日ではないので今年はいつなのかと調べる方もいるでしょう。お月見の日や由来、意味などをお話ししていきます。
目次
お月見はいつ
今年のお月見はいつでしょうか?毎年お月見の日は変わります。毎年同じ日ではないのです。
お月見の日は2017年は10月の4日です。
9月かなと思う方も多い事でしょうが、今年は10月となります。
十五夜は旧暦の8月15日をさすので、新暦では月遅れの9月15日と思っている方も多いでしょう。
お月見の月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にはズレが生じます。そのため、実際には毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってくると言うわけなのです。
これだけ幅があると何かと大変になるために十五夜関連の行事を毎年9月15日に固定化していると言うところもあるようです。
正確にはお月見の日はいつ?となると毎年違うのです。
ここ何年かのお月見の日にちを見てみて下さい。
2013年:9月19日
2014年:9月8日
2015年:9月27日
2016年:9月15日
2016年:10月4日
毎年違いますね。
十五夜(旧暦の8月15日)は満月だと思い込んでいる方もいる事でしょう。
実は1~2日ずれることが多いのです。これは月と地球の公転軌道の関係で新月から満月までの日数が14日間~16日間と日数に差があるのです。
どういうことなのかと言うと満月になるまでの日数が何日か違うためなのです。十五夜が満月にあたるとは限らないのですが、十五夜にお月見をするのが昔からの習わしとなっているのです。
お月見の由来
お月見の由来はどのようなのでしょうか?
旧暦と、今、私たちが使っている新暦とは一ヶ月ほどのズレが生じているのです。
十五夜は9月中旬~10月中旬頃になっています。
旧暦を使っていた時代(1872年頃まで)は、人々は月の満ち欠けによって月日を推していたのです。まだカレンダーがあったり時計があったりと今の時代のように便利ではなかったのです。
そのは月の満ち欠けによって月日を推して農作業も行っていました。
夏の作物の収穫もほぼ終了して稲刈りをするまでの手のあく時期に稲の豊作を祈る祭りを行っていった事が十五夜にお月見をする始まりと言われています。
また、稲の豊作祈願ではなくて旬の芋類の収穫祭と言うのも言われています。「芋の名月」とも言われています。
きれいなまるでかけている部分がない満月は、五穀豊穣の象徴だったとも言われています。お月見と言うのは十五夜の満月の夜、農作物の豊穣を祈ると言う意味の由来で始まったと言われています。
秋の空は、年間を通して特に澄み渡り季節的にもとても過ごしやすい時期となっています。
なのでとてもきれいで美しい十五夜を見ることできます。昔は今と違ってもっと空気もきれいだったのでお月見はとてもきれいだったでしょう。
お月見をする、中秋の名月を鑑賞するという風習は、中国では唐の時代からあったと言われています。その事からお月見は中国由来という説もあります。
中国ではかなり古くから「望月(月を見る催し)」という行事がありました。その行事が平安時代に遣唐使によって日本に伝えられたと言われています。
そして、そのお月見が平安時代の貴族の間に取り入れられました。その後、室町時代に入ってから、お月見の習慣は庶民へと広がっていったのです。
江戸時代になり武士や町民へと次第に広まりそれが現在のお月見へとつながっているのです。
お月見の意味
十五夜は旧暦の8月15日前後の満月の夜のことを「十五夜(満月の意味)」と言います。私たちが現在使っている新暦とは一か月ほどのズレがあります。
なので、一般的に9月中旬~10月中旬あたりを指します。
旧暦では満月でも新暦では満月とは限らないので気を付けて下さい。ちょっとややっこしいですね。
その年によってお月見の日は変わります。
十五夜には別の呼び名があり中秋の名月、芋の名月とも言います。
中秋の名月:秋の真ん中に出る満月の意味から言われている
芋の名月:秋に収穫される芋類をお供えし、収穫を感謝する意味から言われている
十五夜、お月見と言うのは秋の満月を表すだけではなく、農作物が月の満ち欠けとともに成長していくという事から穀物が実り豊かに育った秋の収穫に感謝していくと言う意味が大きく込められているのです。
まとめ
人々にとって昔から伝わる大切な行事を大事にしていきたいものですよね。その年によってお月見の日と言うのは違うという事がわかった事と思います。
今年は何日なのかなとチェックして昔からの行事を大事に由来や意味を知りお月見をしていくといいでしょう。