勤労感謝の日がありますが、この日は何をするのでしょうか?
お休みになり、働いている人に感謝をする日?勤労感謝の日の由来や意味などについて説明していきます。
目次
勤労感謝の日の由来と意味
勤労感謝の日は1948年に、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」と言う意味として祝日として制定されました。
勤労感謝の日は、国民の祝日に関する法律(祝日法、昭和23年7月20日法律第178号)第2条によれば、「勤労をたつとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」ことを趣旨としている。1948年(昭和23年)に公布・施行された同法により制定されたのです。
「たつとび」は「尊び」と言うもので働く、仕事に励むことを大切にしていくと言う意味があります。
「生産」は、農業などの作物に限らず何かを生み出しているという事になります。
実はこの11月23日という日は元々「勤労感謝の日」でなく「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれる祭日で、非常に重要な宮中祭祀が行なわれる日だったのです。
この新嘗祭と言うのは天皇が日本国民を代表し五穀豊穣(豊作であると言うこと)そして命の糧を授けて頂いたことに対する神への感謝を捧げるための祭りの日なのです。
つまり日本の収穫祭の日の事を言うのです。
天皇だけでなく国民全員も天皇と一体になり、秋の実りを神に感謝する日と言う意味で日本国にとって非常に大切な一日として考えられていたのです。
現在と違い、昔の国民のほとんどが農家だったのです。新穀(その年に収穫される新米・穀物)がしっかりと収穫できるかどうかは生死に関わる非常に重要な問題でした。
本来は日本の収穫祭の日で「新嘗祭(にいなめさい)」と呼ばれる祭日なのですが、多くの人は勘違いをしているのです。
勤労感謝の日と言うのは働いている人に感謝をする日。
毎日毎日お父さん、働いてくれてお疲れ様、と言ってプレゼントを渡す人もいます。
でも、実際はこれは間違いでもあるのです。
子どもたちに自分の国を愛する普通の日本人に育てるためにはどうしたらいいのかと言うと勤労感謝の日に間違った説明をしないでもし理解できなくても「本当は新嘗祭というものなんだよ」と伝える必要があります。
勤労感謝の日が終わるまでは昔は新米を食べてはいけなかったのです。
昔からのいわれと言うのはちゃんとにあるので言い伝えを大事にしていきたいものですね。
「新」は、新しい穀物(新米など)を、「嘗」はご馳走を意味し、その年に収穫できたことを国民の代表として天皇が神さまに感謝し、五穀を奉げご自身もご一緒に召し上がるという儀式です。
「新嘗祭(にいなめさい/しんじょうさい)」となります。
勤労感謝の日は何をする?
勤労感謝の日の意味を理解していくと今まで知っていた、思っていた勤労感謝の日の意味と違うと言う方が多いのではないのでしょうか?
では、勤労感謝の日に何をすればいいのでしょうか?
普段働いているお父さんに感謝してプレゼントをあげると言うのは意味が違うとなりますね。勤労感謝の日のプレゼントのランキングと言うのは何だか意味が違うとなります。
新嘗祭は、多くの神社で行われています。
有名どころではやはり伊勢神宮です。奉納などが行われています。あまり本格的なのはと言う方もいる事でしょう。わざわざ行くのもと言う方もいる事でしょう。
そういう方は近くに農協があったら秋祭りのようなイベントが行われているのでそこに行くといいでしょう。
まとめ
勤労感謝の日を勘違いしている方も多いのではないのでしょうか?由来をしっかりと知り、経過を理解していくことが大事です。
日本独自の勤労感謝の日にしていけば良いのではないのでしょうかね。