痛みどめで知られているロキソニンとセレコックスです。
このロキソニンとセレコックスの効果と違いについて詳しくお話ししていきます。
目次
ロキソニンとセレコックスの効果と違い
セレコックスとロキソニンの効果と違いについてお話ししていきます。
ロキソニン(ロキソプロフェン)
ロキソニンの主成分はロキソプロフェンになります。
シクロオキシゲナーゼ(COX)を阻害していく事により炎症を引き起こすプロスタグランジンが作られるのを抑えていくことが可能になります。
炎症、痛みや熱を下げる効果を出してくれるのです。1日3回、1回60mg(1錠)の飲用となります。
頓服で服用する場合は、1回60mg(1錠)〜120mg(2錠)を服用します。
1回服用したら、少なくとも3-4時間は間隔をあけるようにしましょう。
薬価:ロキソニン錠60mg
1錠15.9円
ロキソニンのジェネリック医薬品の薬価:1錠5,6〜9.6円
セレコックス(セレコキシブ)
セレコックスの主成分はセレコキシブになります。
セレコックスは、ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が胃を荒らす副作用があると言われています。その副作用を改善するために開発された薬になります。
シクロオキシゲナーゼ(COX)には「COX-1」と「COX-2」の2種類があるのです。
COX-1は胃粘膜の保護効果があるのです。
COX-2は炎症や発熱、痛みを引き起こします。COX-1まで阻害してしまうと、胃粘膜の保護効果を失うため胃腸を荒らしてしまうと言うのが生じてしまいます。セレコックスは、COX-1には作用することがなくCOX-2を選択的に阻害するように開発されました。
なので胃を荒らすことなく、炎症や痛みを抑えることができるのです。セレコックスは、作用時間が長く持続していきます。
ロキソニンが1日3回の服用に対して、セレコックスは1日2回の服用で大丈夫という事になるのです(1回100〜200mg)。
服用の間隔は少なくとも6時間以上あけるような指示があります。又、ロキソニンは、解熱剤としての適応がありますが、セレコックスは、解熱剤としては服用はしていきません。
薬価
・セレコックス錠100mg 1錠68.5円
・セレコックス錠200mg 1錠105.7円
セレコックスにはジェネリック医薬品は現状存在しません。
ロキソニンとセレコックスの副作用について
ロキソニンとセレコックスの副作用についてお話ししていきます。
ロキソニン(ロキソプロフェン)
解熱鎮痛薬として効果があると言われているものの副作用のリスクがあります。
副作用としては特に胃腸障害があるのです。
胃腸を荒らしてしまうため胃腸が弱い方や消化潰瘍の方は、服用には注意が必要です。整腸剤などの胃薬が合わせて服用されることが多くあります。
その他の副作用としては、吐き気、嘔吐、発疹などもあります。
市販薬でも、成分であるロキソプロフェンを含むお薬が第1類医薬品(代表例:ロキソニンS)として販売されています。
セレコックス(セレコキシブ)
ロキソニンと比較すると胃を荒らすと言う副作用が少ないのです。
副作用である胃腸障害が少ないとされているので胃腸が弱いと言う方は安心して飲むこともできる事でしょう。
でも、注意が必要であることには変わりません。薬に関してはどの薬も副作用は考えておいた方がいいのです。胃腸が弱い方や、消化性潰瘍の方は、服用に注意していくようにしましょう。
その他に考えられる副作用としては、吐き気、嘔吐、発疹などがあります。市販薬では、販売していません。医師の処方箋が必要となります。
まとめ
ロキソニンとセレコックスに関して説明していきましたが、薬と言うのは病院での相談が必要です。
自己判断で飲むのはやめましょう。
副作用なども考えられたり、その時の症状などによっても変わります。
医師と相談して服用していく事をおススメします。