頭痛や生理痛、歯痛などの時にどうしてますか?何かの薬を飲んでいますか?痛みと言うと思いつくのが鎮痛剤ですよね。
中でも痛みを抑えるためによく知られているのは、ロキソニンです。最近ではカロナールという薬もよく耳にするようになりました。
そのロキソシンとかろなーるの2つですがこの2つの鎮痛剤はどう違うのでしょうか?どっちの方が効果があるのでしょうか?
詳しく説明していきます。
目次
ロキソニンはどんな薬?
以前は、ロキソニンは処方薬だったので医師の処方箋なしでは、買えなかった薬です。でも、今では買えるようになりました。
ロキソニンは、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)のタイプに分類されます。体内の痛みや炎症、発熱などを引き起こす物質(プロスタグランジン)が作られるのを抑えていく事が可能です。
それらを抑えていく事で炎症に伴う腫れや痛みをやわらげていき熱を下げます。
ロキソニンは15歳以上しか飲めません。
ロキソニンには、内用薬として、錠剤の他に細粒があります。
外用薬としてテープ剤、パップ剤、ゲルなどもあります。では、ロキソニンの価格はどのくらいなのでしょうか?
薬価:1錠17.5円
ジェネリック医薬品の薬価:1錠5,6~9.6円
カロナールはどんな薬?
カロナールは安全性の高い解熱鎮痛剤です。
皮膚の血管を広げて熱を拡散させていきます。カロナールは痛みの感じ方を低下させてくれる作用があります。子どもでもカロナールを飲むことができます。
風邪をひいた時やインフルエンザにかかった時の解熱剤として処方されることも多いです。
カロナールは他の薬との組み合わせも心配がないと言われています。また、飲むことで胃が荒れてしまうと言う事もほとんどないので胃が弱い方にとっても安心して飲める薬です。
カロナールは、飲んでから効き目がゆるやかなので即効性という点には欠けています。NSAIDsとよばれる一般的な解熱鎮痛薬とメカニズムに違いがあります。
非ピリン系解熱鎮痛薬に分類されます。脳の中枢神経や体温調節中枢に作用することによって、解熱鎮痛効果を示します。
カロナールには、内用薬として、錠剤の他に細粒、シロップ、ドライシロップがあります。
外用薬としては、坐剤があります。
薬価
カロナール200 1錠8.1円
カロナール300 1錠9.0円
カロナール500 1錠10.3円
ジェネリック医薬品の薬価:ジェネリック医薬品に分類され、アセトアミノフェンを成分とする先発医薬品はありません。
ロキソニンとカロナールの違いは?副作用と強さは?
ロキソニンとカロナールの違いや副作用と強さについてお話ししていきます。
ロキソニンは15歳以上しか飲めません。
ロキソニンに対してカロナールは子供でも処方される薬です。
ロキソニンは1回1錠で2回までとなっています。
空腹時を避けて服用し服用間隔は4時間以上開ける必要があります。
カロナールは処方薬なので、基本的には医師の指示通りに服用することが一番です。
ロキソニンとカロナールは、どっちが強いとなるとロキソニンの方が鎮痛効果が強いです。
ですが胃腸への影響もあり強いと言うと体への影響も心配ですよね。
胃の弱い方や他の薬も飲んでいると言う方はカロナールの方がいいようですね。
ロキソニンとカロナールはどちらも痛みや熱、炎症を抑える解熱鎮痛薬となっています。
ロキソニンとカロナールも同じような効果が期待できますが、副作用の面では少し違いがあります。
・ロキソニン(ロキソプロフェン)
解熱鎮痛薬として効果が期待できますが、副作用のリスクもあります。
副作用としては特に胃腸障害があります。なので胃腸が弱い方や消化潰瘍の方は、服用していく際に注意が必要です。
ロキソニンの処方の際、胃薬が合わせて服用されることが多くあります。その他の副作用としては、吐き気、嘔吐、発疹などがあります。
市販薬でも、成分であるロキソプロフェンを含むお薬が第1類医薬品(代表例:ロキソニンS)として販売されています。
・カロナール(アセトアミノフェン)
ロキソニンを代表する非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDS)と比較すると、副作用は少ないです。カロナールの方が効果が穏やかだと言われています。
また、安全性が高いと言われているので妊娠中に服用も可能です。とは言っても自己判断して飲んではいけません。
医師の指示が必要です。効果についても個人差があります。
小さなお子さんにも、カロナールの成分であるアセトアミノフェンを含む薬は粉薬や座薬などでも一般的に処方されています。市販薬でも、風邪薬などでアセトアミノフェンを含む薬は多く販売されています。
とは言っても副作用がないわけではありません。主な副作用としては、発疹、嘔吐や食欲不振などがあります。
まとめ
ロキソニンとカロナールではいくつかの違いがあります。市販でも販売されていますが、自己判断はあまりおすすめできません。
薬関係の専門家に相談したり、病院へ行き医師からの処方がいいでしょう。