子供のアレルギーで心配なのが卵があります。その卵の進め方に関してお話ししていきます。
最初は慎重に食べていき、アレルギーがなければ進めていっても大丈夫となります。詳しくお話ししていきます。
目次
子供の離乳食での卵はいつから?
子供の離乳食で卵を試していくようになりますが、最初は怖くてなかなか進めていけないと言う親御さんも多いのではないのでしょうか。
卵はアレルギーの中でも反応が出やすい食物です。
卵をあげる時には慎重に行っていきましょう。
離乳食で卵をスタートするのは離乳食中期以降となります。
ます最初は卵黄のみを与えていきます。
厚生労働省によると、離乳食初期の段階で約10%の人が卵黄を与えていますが、離乳食中期から与えることを目安にしていくといいでしょう。子供の離乳食で卵を食べていくのは離乳食の中期の7~8か月ごろがいいです。
あまり早くに与えても体調不良となる場合があるので、ゆっくりで充分です。
子供の離乳食での卵の進め方
卵白には、アレルギーの原因となる「オボアルブミン」や「オボムコイド」というたんぱく質が含まれているので、まずは卵黄だけを与えて様子を見ていくといいでしょう。そして、加熱した全卵を少量から進めていくことがコツです。
子供の離乳食の卵の与え方
1. 卵黄のみを与える
開始時期:生後7~8ヶ月頃(生後5~6ヶ月から離乳食を開始して順調に進んでいる時、体調の良い時)
調理方法:固ゆで卵(卵黄部分だけを取り出す)
1日に与える量:最初は耳かき一杯程度から。少しずつ増やしていく。多くても卵黄1個まで
2. 全卵を与える
開始時期:卵黄が食べられるようになってから約1ヶ月後に与える
調理方法:しっかり火を通していく(固ゆで卵)
1日に与える量:最初は耳かき1杯程度の少量を与え、アレルギー反応が出なければ小さじ1杯程度まで少しずつ増やしていく。中期で1/3個、後期で1/2個、完了期で2/3個までが目安
卵アレルギーは、卵白が原因となることがほとんどです。卵黄を与えたときは問題がなくても、全卵を与えたときにアレルギー症状が出ることが多くあります。
全卵を与えた日から2日間くらいは、皮膚のかゆみや湿疹、下痢、嘔吐といった症状がでないかどうかを見ていきましょう。
最初に卵を食べる時にはいくつかの注意点があります。
・火を通していく
・平日の昼間
・何日かあけながら進めていく
昼間と言うのは万が一、何かアレルギーの症状があった時にすぐに病院へ行ったりする事ができるからです。なのでかかりつけの病院がお休みの日も避けましょう。
無理なく少しずつ進めていきましょう。
子供の離乳食での卵のアレルギー症状
子供の離乳食の中で卵を食べた時にアレルギー症状が起こることがありますが、どのような症状が考えられるのでしょうか?卵を食べた後に口の周りにポツポツが出てくることがあります。
また、痒みがあったりじんましんが出来ます。口の中や喉がイガイガしてくることもあります。
嘔吐や下痢の症状が出る子もいます。その子供によってアレルギーの症状は様々です。卵アレルギーの子供はアレルギーの中での割合がとても多いです。
卵アレルギーがある子は食物アレルギーの中で40パーセントを占めています。
多くの食物アレルギーがある子の原因が卵という事が多いのです。
卵以外にも色々とアレルギーはありますけどね。
アレルギーがあると除去していかないといけないので食事に関して大変な部分も出てくる事と思います。
注意が必要になりますが、早くにアレルギーであることを知り検査を受けていく事で除去をしていき勉強もしていく事ができます。
年齢と共にアレルギー症状がなくなる子供も多いです。それまで気を使う事も多いかもしれませんが、アレルギーであることを意識して子供の為に頑張りましょう。
もし、卵をあげてアレルギーの症状が出た時には病院への受診を勧めします。
小児科で大丈夫です。
まとめ
食物アレルギーでは卵が多いと言うとなんだか最初にあげる時にはとても慎重になりますよね。
もし、アレルギーだったらどうしようとなるかもしれません。でも、神経質になりすぎてもいけません。少しずつあげてみてアレルギーがないかどうかを確認していき、アレルギー症状が出た時には早目に受診していきましょう。